小児矯正 ～未来を担う子供たちの為に歯科医師としてなすべきこと～

過去の人類史の中で、子どもを取り巻く環境がこんなにも変化した時代はあったでしょうか。
生活が便利・快適になることで生み出された弊害は、子どもたちの身体、口腔内にも生じています。
例えば、猫背、お口ポカン、視力低下、ぜんそく、アレルギー、発音障害、受け口、噛み合わせの崩れ、嚥下障害など数知れません。

「人生100年」と言われる昨今、呼吸や食べ物を噛む・飲み込むこと、発音や表情を早いうちに本来の状態に整えることで、健やかに成長することにつながります。
そのため、当院では早期に『顎顔面矯正』を行うことを提案しています。これは、顎骨と顔面の発育の遅れを取り戻す方法で歯列咬合の発育を本来の軌道に乗せる矯正治療です。

当院は、口腔の形態と機能には密接な関係があると考えています。
歯科医師は骨格の改善を行い、またMFTと呼ばれる舌や口唇、お口周りの筋肉を鍛えるトレーニングで口内の機能を育てて、本来のかみ合わせを目指しています。
成長や周囲筋肉の発達とともに整えられた歯並びは、通常の矯正治療に比べて術後の後戻りが少ない傾向にあります。

中学校に入学すると勉強や部活動が忙しくなり、来院も難しくなってしまいます。
ですから、上顎の成長期である幼稚園年長か小学校低学年から始めて、小学生のうちに矯正治療を終了できるのが理想です。

お子様が年を重ねても生き生きと生活するための基礎を、一緒に育てていきましょう。どうぞお気軽にご相談ください。

メリット

デメリット

小児矯正
料金	550,000～825,000円(税込)(調整料込)
治療期間	3年〜5年

小児歯科 ～「母親教室」を開いています～

お子様にとって初めての歯医者さんは診療台に一人で横になるだけでも怖いものです。
当院では、お子さまに「怖い」「痛い」などの恐怖心を取り除くために、まずはその「恐怖心」を取り除くことから行なっております。
そうすることで、歯医者嫌を無くし精神的な負担なく通院していただくことが可能となってきます。
当院での治療を行う際、まずはお子さまのお口の症状をチェックします。
そこですぐに処置が必要でかつ、痛みが出ているような状態でない限りは、無理に押さえつけて治療を行うようなことはしません。
まずは歯科医院がお子さまと一緒に『歯医者は怖い場所ではないよ』ということを、お話を通して知っていただくことから始めます。
そこから、お子さまの表情や態度もしっかりチェックしながら治療が可能か判断します。
お子さまの中には、泣いているように見えても、実は単純に歯科治療を受けたくないがために泣いているケースもございます。
そのようなしぐさを見抜き、少しずつ恐怖心を和らげるように話していき、たとえ泣いたとしても必ず褒めて励まし、次の治療に繋げて行くことでお子様はだんだん協力的になって行きます。その変化と成長を親御様と共に喜びとしています。

『母親教室』　毎月一回　午前10時～午後1時

～親御様向けの歯科教室～　（父親、祖父母も参加可）

当院の小児歯科では、『母親教室』を開いて、お口の健康に関わる情報を提供するようにしています。
診療の合間に当院の医療のコンセプト、お口の健康にかかわる情報をお伝えするのはなかなか難しいものです。
その為、月一回新患の患者様の親御様対象に母親教室を開催しております。
今の時代背景からお子様の身体、心、口腔にどの様な変化が生じてきたのか、その原因について学び、歯科医師、歯科衛生士、親御様がお子様の為に何が出来るかをお伝えしています。
22世紀に向けて、子供が自分の夢を実現するためには、命の源である口腔の健全な発達が不可欠です。
我々歯科医師と歯科衛生士、医院スタッフそして親御様の協力が同じ方向性を持って子供たちの口腔の発達にかかわり共に成長を喜びたいものです。

参加費用　1回 3,300円（税込） （2回目以降は無料）

『MFT教室』 毎月一回土曜日　午前10時～12時 （グッズ付き）

MFTとは、口腔筋機能療法のことです。
嚥下（飲み込む）時の正しい舌の動きや安静時の舌の位置を訓練する療法です。
お子様を見ていて次のようなことが気になったら口腔機能の低下が原因かもしれません。

姿勢、呼吸、咀嚼、嚥下、発音、表情などは全て歯並びや口腔機能と繋がっています。
MFT教室では、親子で楽しく体を動かしたり、クイズをしながら筋機能療法について学んでいただけます。
矯正をお考えの方、矯正中の方、矯正後の安定した歯並びのためにも是非一度ご受講をお勧めします。
なお、ブラッシュアップのための再受講は無料です。（但し、グッズは付きません）

参加費用　親子一緒で3,300円（税込）ご兄弟同時参加の場合2,500円（税込）
～トレーニンググッズ付き～

『子供広場』～外待ち合い空間～

コロナ禍の中で、室内の待合室は時に密になることもあります。
その対策として当院では外待ち合い空間と称して診療室前の庭を子供たちに開放し、サッカーボール、バトミントン、竹馬、フリスビーなどで、診療の前後に自由に遊んでいただいています。
そんな元気に遊んでいる子供たちの姿を見ることで我々スタッフもエネルギーを頂いております。